皆様はご存じでしょうか?今ホットな話題で「国民皆歯科健診制度」が話題になっていることを。
この制度を参議委員の先生を中心に、政府内でも議論され始めています。
この制度の骨子は次のようなもの
歯周病の全身への影響は多大であり、主なものは歯周病菌が作り出す内毒素は、インスリンの効果を半減させ糖尿病患者を増やしたり、心筋梗塞、脳梗塞への影響、妊婦においては早産の原因となることが多く、歯科検診制度を策定することによって国民医療費を抑えていこうというもの。
歯科においては、歯科医と言う制度が明確であり、健診を行う側の技量は言うまでもありません。
この国民皆歯科健診制度、「なるほどなあ」と思うところがあり、大変有意な事象になることは疑う余地もありません。
一方、足の状態が全身に与える影響も、歯科の健診に勝るとも劣らないと思っていまして、その影響は広範囲かつ、緩徐に進んでいきます。
例えば、足が悪い代表的な事例
扁平足→痛みのあるものへ進行(外反母趾・巻き爪・魚の目・膝の痛み)
→痛みのないものへ進行(姿勢変化・猫背・歩行能力低下など)
結果上記は、ADL(日常生活動作)を妨げQOL(生活の質)を低下させるばかりでなく、閉じこもりによる、うつ状態を招き、転倒事例を増加させ、内臓機能も低下させる。
「歩く」と言う機能、動作は人の営みの基本であるにもかかわらず、歯科検診ほど重要視されていないように思う。
これは歯科における困りごとと比べて足における困り事が明確でないことも一因であることは間違いない。
しかし、前述のように人の日常生活動作では、体力の減退期でなければ表面化することが少なく、表面化してからでは中々問題解決策を行っても結果として結びつきづらいのも正直なところでもある。
だからこそ、私どもでは「困り事」が表面化した状態→「巻き爪」「外反母趾」「膝の痛み」の時に足の状態をよく観察し、改善点を明確にすると言うことに取り組み、長期的な懸念点を明確化し、その問題に取り組む必要性を提案しています。
「爪を見るもの」「足を見るもの」として社会に関わる重要性を強く感じています。
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